ギターでメロディを弾いていると、弦を移動するたびに音が途切れてしまったり、前の弦の音が残ってしまったりすることはありませんか?
その原因のひとつが、同フレット異弦という動きが身についていないことです。
同じフレットを違う弦で弾くときに、指を「立てる」「寝かせる」を使い分けられるようになると、メロディが滑らかにつながり、不要な音も自然にミュートできるようになります。
今回は、レッスンでも取り入れている同フレット異弦トレーニングをご紹介します。
同フレット異弦とは?
同フレット異弦とは、同じフレットを違う弦で演奏するための基礎練習です。
例えば、
- 4弦5フレット
- 3弦5フレット
へ移動する場合、4弦から指を離してしまうと、一瞬音が途切れてしまいます。
そこで、4弦を押さえた指をそのまま寝かせながら3弦へ移動すると、音を滑らかにつなぐことができます。
さらに、寝かせた指で4弦を自然にミュートできるため、不要な音が残ることもありません。
逆方向へ移動する場合は、寝かせた状態から指を立てることで、前の弦をミュートしながら次の音へ移ることができます。
この動きができるようになると、メロディをより自然に演奏できるようになります。
まずは5フレットポジションで練習
今回は、5〜8フレットで練習します。
担当する指は次の通りです。
- 5フレット:人差し指
- 6フレット:中指
- 7フレット:薬指
- 8フレット:小指
最初は左手だけで練習する
最初はピッキングをせず、左手だけで動きを確認してみましょう。
人差し指
6弦5フレットを立てて押さえます。
そのまま指を寝かせながら5弦へ移動します。
中指
中指は逆の動きになります。
5弦を押さえた状態から指を立て、6弦へ戻ります。
薬指
薬指は人差し指と同じように、
立てる → 寝かせる
という動きになります。
少し逆反りするような感覚になりますが、慣れてくると自然に動かせるようになります。
小指
小指は最も難しい指です。
大きく寝かせる動きと、立て直す動きをゆっくり練習してみましょう。
ピッキングを加えてみよう
左手だけの動きに慣れてきたら、ピッキングを加えて練習します。
まずは、
- 6弦 ⇔ 5弦
ができるようになったら、
- 5弦 ⇔ 4弦
- 4弦 ⇔ 3弦
- 3弦 ⇔ 2弦
- 2弦 ⇔ 1弦
というように順番に進めていきます。
1弦まで行けたら、今度は逆方向へ戻ります。
行きと帰りで指の動きが逆になるので、どちらも練習しておきましょう。
メトロノームで練習する
動きが安定してきたら、メトロノームに合わせて練習します。
今回はテンポ80を目安にしています。
最初は四分音符で十分です。
慣れてきたら八分音符に挑戦し、さらに余裕があれば少しずつテンポを上げていきましょう。
大切なのは、速さよりも正確に動かすことです。
この練習で身につくこと
同フレット異弦トレーニングを続けることで、
- メロディが滑らかにつながる
- 不要な音を自然にミュートできる
- 左手のコントロールが向上する
- 弦移動がスムーズになる
といった効果が期待できます。
一見地味な練習ですが、実際の演奏ではとても役立つ基礎テクニックです。
まとめ
同フレット異弦トレーニングのポイントは、
- 指を離さずに次の弦へ橋渡しする
- 「立てる」と「寝かせる」を使い分ける
- 最初は左手だけで練習する
- 慣れてからピッキングを加える
- テンポはゆっくりから始める
この5つです。
この動きが身につくと、メロディのつながりやミュートが自然になり、演奏全体がより滑らかになります。
毎日の基礎練習として少しずつ取り入れ、左手のコントロールを身につけていきましょう。



コメント