Aタイプを理解すると、バレーコードは「新しいコード」ではなくなります
バレーコードは難しいコードを一つずつ覚えるものではありません。
例えばBコードやC♯m7も、実はAコードの形を移動しただけです。
この考え方が分かると、コード表を見て一つずつ暗記する必要がなくなり、コードの仕組みそのものが理解できるようになります。
ローコードとバレーコードの関係
ギターのコードは大きく分けると、
- ローコード
- バレーコード(セーハコード)
の2種類があります。
ローコードには、
- C
- G
- D
- A
- E
などがあります。
これらは開放弦を使うオリジナルのコードです。
一方、バレーコードは、そのローコードをカポタストで移調した形と考えることができます。
Aコードをカポで考えてみよう
例えば、2フレットにカポタストを付けてAコードを弾くと、鳴るコードはBになります。
カポを外し、その代わりに人差し指で2フレットをセーハすると、同じBコードになります。

つまり、
Bコード = Aコード + 2カポ
ということです。
バレーコードでは、人差し指がカポタストの役割をしています。
まず覚えたい4つの形
Aタイプで最初に覚えておきたいのは、この4つです。

- A
- A7
- Am
- Am7
この4つの形を覚えてしまえば、そのままフレットを移動するだけで、さまざまなコードを演奏できるようになります。
5弦の音名を覚えよう
Aタイプでは、5弦がルートになります。

5弦の音名は次のようになります。
- 開放弦:A
- 1フレット:A♯(B♭)
- 2フレット:B
- 3フレット:C
- 4フレット:C♯(D♭)
- 5フレット:D
- 6フレット:D♯(E♭)
- 7フレット:E
- 8フレット:F
- 9フレット:F♯(G♭)
- 10フレット:G
- 11フレット:G♯(A♭)
- 12フレット:A
この並びを覚えておくと、コード名がすぐ分かるようになります。
C♯m7も実はAm7を移動しただけ
初心者の頃は、
「C♯m」
「C♯7」
「C♯m7」
を、それぞれ別のコードとして覚えてしまいがちです。
しかし実際には、

Am7の形を作り、人差し指でセーハをして4フレットまで移動すれば、それがC♯m7になります。
同じように、
- A → C♯
- A7 → C♯7
- Am → C♯m
- Am7 → C♯m7
というように、すべて同じ仕組みで考えることができます。
Eタイプと合わせると世界が広がる
Aタイプを理解したら、ぜひEタイプも合わせて覚えてみてください。
この2つを身につけるだけでも、弾き語りで使われるコードのほとんどに対応できるようになります。
さらに、
- Dタイプ
- Cタイプ
- Gタイプ
まで覚えていくと、コードの配置が指板全体で見えるようになります。
エレキギターのリフやフレーズも、どのコードから作られているのか分析しやすくなり、演奏の理解がさらに深まります。
まとめ
Aタイプコードのポイントは、
- バレーコードはAコードを移動した形
- 人差し指がカポタストの役割をしている
- A・A7・Am・Am7の4つをまず覚える
- 5弦の音名を覚えるとコード名がすぐ分かる
- Eタイプと合わせることで、弾き語りのコードの多くに対応できる
コードは一つずつ暗記するものではなく、「形を移動して使うもの」です。
まずはAタイプとEタイプ、この2つの考え方を身につけるだけでも、コードへの見え方が大きく変わると思います。ぜひ試してみてください。


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